ミシェルウェルベックの本をあのとき買っておくべきだった。地元にそんなものがあるはずもない。おれは正直ほとんど本を読まない。アニメやマンガほどではないにしろ、途中で退屈になってしまうからだ。アニメは本当に最悪なレベルで退屈だ。おれはレイシストなので（レイシストと言ってしまえば呆れられて差別的な言動も追及されないという姿勢も改めるべきだが）アニメオタクは大抵性的な欲求のためだけにアニメを消費していると思っている。それを製作側もわかっててわざと性的なことをやる。なにも性的なものが悪いといってるんじゃない。むしろ大歓迎なのだけれど、ただ、エロいことのレベルの話だ。
ミシェルウェルベックの本はどうかというと、まだ二作品しか知らないけれど、女性器とうつ病の話しか出てこない。フランス人のおっさんが永遠にヴァギナっていいよ って言ってるだけの作品群だと思う。それで面白かったら最高なのだけれど、実際にサイコーに面白いんだからしょうがない。
実家で性的な妄想をするのも嫌なので仕方なく本でも読むかといった具合なのである。東京の部屋でいくら性的なことばかりしていても、飯はどうせレトルトだからいいんだけど、実家はそのあとでママンが作った飯が出てくるからなんか憂鬱な気分になるのだ。その点でまだ実家にいる男はキモいなと思う。よく考えたら、あいつらは絶対に自分の下着をそいつのママンに洗わせている。そんなの、最悪だ。
そう、だから、おれの文章がいつまでも小学生みたいなのはあまり本を読まないからだ。たまに手に取る本のセンスは悪くないと思う。おれの地元の（また地元の話）本屋のリサイクルコーナーで一番幅をきかせているのは自己啓発系の本棚だ。あとはBLのラノベ。正確にいえば自己啓発本はTwitterとかのクソな発明と同類なので書籍ですらないと思うよ。まあそんな話はどうでもいい。おれの地元で本を読む人間はあまりいない。3年ぶりに家の裏の古本屋に行ったらラインナップが全く変わっていなかったからだ。
本当にやることがなくなってしまったのでビールを飲みながらこうやってMacBookに向かってブログを書いている。ママンが買ってきたビールなので口に合わない。型落ちとはいえフルスペックのMacでこんなものを書いているのもなんだか申し訳ない。誰に謝ればいいんだよ。明日はジムに行こうと思う。東京の方で入会しているジムはクソコロナのせいで二週間閉館することが決まっている。腰抜けが。一週間ほどかなり具合が悪かったせいで勝手にコロナなど罹った気でいる。おれが体調を崩すと優しくしてくれる人たちがいる。どうやらおれが苦しんでいるのを見るのが楽しいらしい。つくづく変態どもには頭があがらない。
唯一地元で会う約束をしていたイルマという友人から連絡があって、会うことができなくなったらしい。そいつの名前はイルマではないし実家に引きこもっているので会うことはいくらでもできるはずだが、まあいい。引きこもりのいいところはおれの観測できる範囲にずっといてくれることだ。
それは結構重要なことだ。考えてみれば、おれは少し人間関係を適当にやりすぎたかもしれない。おれは他人に割と好かれるので自分がなにもしなくても勝手に遊ぼうぜって言ってくれるだけのやつらはいたはずなのに、おれが今こうやって実家で退屈しているというのは、つまり友人の総量が減少したってことだ。何度か地元のしがらみが嫌になってつながりの微妙な連絡先を全部消したりしたからだ。うん？まあなにも悪くないな。なにをどうでもいいこと言ってるんだ？今の話は忘れてください。
ママンが作った飯を食うこと以外にすることが何もなくなってきている。っていうか高校生の時もずっと同じ彼女とばっか遊んでた。よく飽きもせずやりまくってたな。あーダメダメ、昔の話とかどうでもいいでしょ。
地元で有名だったヤリマンの話とかそういうのがしたいのよね。存在しなかった仮定の話ですよ。はじめてのセックスが中3冬にK-POPがけっこうなボリュームで流れてる部屋だったせいで高校受験とキモい顔の韓国アイドルがごっちゃになってる記憶しかなくて最悪だ。みなさんに聞きたいんですけどそういうの覚えてますよね。そのせいでおれはセックスの時にBGMかけるやつは割と嫌いだし、ディアンジェロを流してえっちしたこともどうか忘れてください🥺
童貞はやはり地元で有名なヤリマンの先輩に奪われるべきだった。おれは結局アニメオタクと根本がたいして相違ない。つまらん動機ばかり先行してね。問題はヤリマンというのはかなりいい匂いがすることだ。初体験がLUSHの石鹸に包まれるみたいなセックスだったら最高じゃない？AESOPじゃダメなんだよ絶対に。
都合よくイルマから連絡が来たのでこれで終わる。イルマに会えそうでよかった。まあイルマって名前じゃないんだけど。どうでもいい、普通の名前だ。だからどうでもいい
